Summary

取組1:コンソーシアム、分科会(プロジェクトミーティング)の実施

本事業の実施に伴い、各種情報を地域のさまざまな関係者と共有し、連絡、調整、協力、
支援を図る体制を構築することを目的に実施する。域内外の各種事業者、関係行政等の連
携を平等かつ公平に実現することで、共創によるまちづくりを円滑に行う。

*新型コロナウイルス感染状況等により変更する場合がある。
・コンソーシアム会議オンラインにより月1回程度実施  ・プロジェクトミーティングオンライン、オフライン等で適宜開催

取組2:地場産業とまちが共創する「まち歩きツアー」の企画開発

地域資源の再発見や再構築を行い、地域の価値を共創するオリジナル・ストーリーを行程
化し、モニターツアーにより新たな観光事業(マイクロツーリズム等)の実現にむけた検
証を行う。

*新型コロナウイルス感染状況等により変更する場合がある。
第1回:「鞄職人と行く、革とものづくりのまち奥浅草サイクルツアー」12月実施
第2回:「地元高校生が案内する、靴をつくる工程を訪ねるまち歩きツアー」(中止)
第3回:「インタープリター案内する、下町商店街と工場探訪まち歩きツアー」(中止)

取組3: 地域と地場産業をつなぐ「地域インタープリター」の養成

地域(まち)の歴史や伝統文化といった特性だけでなく、生活や地域での関係を知ること
で<人と人をつなぐ>役割として「地域インタープリター>を養成し、まちあるきツアー
や体験プログラム、ワークショップ等の新たな観光事業の人材を育成する。

*新型コロナウイルス感染防止のため、オンラインセミナーで実施。
第1回:「鞄職人が語る革のまちと革製品の価値」10月実施
第2回:「地域ガイドによる、奥浅草の魅力、価値、そして未来」
第3回:「インタープリターが解説する、革とものづくりのまち奥浅草の魅力」

取組4:オンラインと現場を併用した「ストーリー型体験プログラム」の企画開発

コロナ禍における新たな試みとして、従来、工房やイベントで実施されてきた「制作体験
ワークショップ」を、インターネットツールを活用したハイブリッド型体験プログラムに
進化させる試み。また、従来の<ものづくり体験>から<まちや職人との出会いから生ま
れるストーリー型体験>として確立することで、まちや職人、皮革業へのファン作りによ
る新たな観光コンテンツを開発する。

*新型コロナウイルス感染防止のため、オンラインセミナーで実施。
第1回:ストーリー型体験プログラム①<オンライン講座>
第2回:ストーリー型体験プログラム②<工場見学>
第3回:ストーリー型体験プログラム③<リアル体験>「名刺入れづくり」
第4回:ストーリー型体験プログラム④<ハイブリッド体験>「鞄づくり」
第5回:ストーリー型体験プログラム⑤<ハイブリッド体験>「名刺入れ」(グループ)

取組5:アイデアから完成まで「地域に通うワークショップ」の企画開発

「革のまち」「ものづくりのまち」の地域ブランディングを明確に可視化するため、当該
地域である奥浅草のなかだけで<一足の婦人靴(パンプス)を最初から最後まで制作体験
する>実証を行う。モニターは奥浅草地域に約3ヶ月(計6回)通いながら、計測(自分
の足を計る)、デザイン、素材集め、素材選び、職人との直接交渉、制作工程の見学、体
験、試し履き、調整、完成に至る行程を、すべて地域内で行う。

①既成靴をつくる全て過程を経験、見学することで、奥浅草が靴作りの集積地であることを再認識(再考)する

②さまざまな職人が関わることで、地域間の連携(域内連携)が図れる(同業種でも実はそれほどつながりがない)

③靴作りワークショップを通じて、地域住民が靴のまちとして誇りを持つ(シビックプライド)

④体験する対象者は、3名に絞り、パンプスに悩んでいる人(F1)、ものづくりに興味のある人、地元の人をモニターとして想定している

⑤作り手の靴作りの過程(ストーリー)を、使い手(ユーザー)が知り、経験

①既成靴をつくる全て過程を経験、見学することで、奥浅草が靴づくり事業者の集積地で
あることを再発見、再認識する。
②同業種であってもこれまで関わりの少なかった事業者が、1つの目的を共有し、地域内
の事業者同士が連携することで新しい価値を共有する。
③靴(パンプス)づくりワークショップを通じて、地域住民が「靴のまち」としての誇り
を確信する。
④一般消費者をモニターとして、消費者ニーズを把握し、職人や事業者が具体的な対応、
施策を考案する。
⑤作り手(事業者、職人等)のものづくりの過程を、使い手(消費者、来訪者)が見学、
体験、実践を通じて<まちと業に興味・関心を持ち><地域のファン>となる。

・体験モニター

*新型コロナウイルス感染防止のため、オンラインセミナーで実施。
・体験モニター:3名
①学生新社会人となりこれからパンプス履くことに不安のある人 ②主婦長年自分に合った既成靴が見当たらず、革靴を履くことを諦めていた人
③専門職(アナウンサー)_デザイン、サイズ、履き心地等で最適なものを探していた人
・実施回数 計6回

取組6:地域の新たな価値をブランディングする情報発信の企画開発

「革とものづくりのまち、奥浅草」の地域ブランディングと本事業「奥浅草サイコウプロ
ジェクト」の実施目的、過程、成果を発信するため、Webページ(本サイト)をはじめ、
動画、SNS等のインターネット媒体や紙媒体、広報広告等を活用した。

①既存の旅行商品媒体に依存しない(旅行会社や観光パンフ等)

②プロダクツや商品内容を伝えるのではなく「ストーリー」を伝える

③参画事業者のシビックプライドの醸成を行う

④双方向のコミュニケーションツールを活用する(SNS等)

⑤情報発信も共創することで、価値の最大化を図る

取組7:アンケート調査の実施

本事業の成果及び課題の検証、今後の事業化に向けた仮説設定等を効果的に行うために、
各種取組に参加した事業者、モニター及び地域関係者へのインタビューやアンケート調査
を実施し、実践的なマーケティングを実施する。コロナ禍により、対面及びグループイン
タビューの実施については、状況によりオンラインによるインタビュー、インターネット
によるアンケート調査(Googleフォーム等)を効果的に活用して行う。

*新型コロナウイルス感染防止のため、オンラインセミナーで実施。
・書面等によるアンケート
・オンラインによるアンケート
・モニター参加?とのグループインタビュー
・事業協力?等へのインタンビュー
・他

取組8:コロナ禍でのまちづくりを実証する新型コロナウイルス感染症の対策

本事業を実施、実証するにあたり、調査、準備、実証、検証に至るすべての過程で、新型
コロナウイルス感染症対策が必須となる。そこで、関係者全ての協力のもと、「新型コロ
ナウイルス感染症対策マニュアル」の実践を行う。また、当該地域での新型コロナウイル
スの感染状況に応じて、国、東京都及び台東区等の行政指導に従い、「緊急事態宣言」や
「まん延防止等特別措置」等が発出した場合に備え、柔軟かつ合理的に事業を遂行する。

*新型コロナウイルス感染防止のため、オンラインセミナーで実施。
・事業関係者等の定期的な検温
・事業実施場所での検温と消毒の徹底
・事業実施に伴う感染防止対策及び感染防止マニュアルの作成、実施
・その他