Objective

東京を代表する観光地、浅草を有する台東区には

地域の生活を支えてきた地場産業があります。

浅草の北側、通称「奥浅草」は、皮革業のまちです。

鞄や靴などの革製品を作る事業者や職人が生活し、

下町ならではの庶民生活も垣間見ることができます。

しかし、

ものづくりの文化と伝統を受け継いできたまちは今、

革製品の需要低迷やコロナ禍で未曾有の苦境にいます。

使い捨てファストファッションの流行や新素材の開発

技術を持った職人が高齢化し、受け継ぐ人材も少なく

さらに追い討ちをかけるようにコロナ禍で売上が減少

そこで、

私たちは「皮革業」と「地域」の価値を再確認し

新たなまちづくりでまちに活力を取り戻す試みとして

本事業を企画、実践、実証することにしました。